エレファントカシマシ - 月夜の散歩

　住宅街の小さな踏切を越えてすぐ左に曲がる道がある。

　やがて行き止まりになる線路沿いのその路地は住人しか通らない短く細い道だ。

　そんな路地の途中にある３階建ての古いアパート。

　そこが私の住処だ。

　
　帰り道。踏切の手前。カンカンカンカン　と警報が鳴る

　急げば渡れる　そんな瞬間だった。


　・・・しかし私は立ち止まった。

　
　そう、携帯プレーヤーでこの曲が流れてきたから。

　最後まで聴きたかったのだ。



　そして私は、立ち止まったまま、眼をつぶってじっくり聴いた。

　
　この歌を。。


エレファントカシマシ - 月夜の散歩

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